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2014年02月14日

さよなら、ビー

雪の降る夜に、猫が死んだ。

明日は満月。
逝くなら今夜だろうという気がしたので、
ケージから出し、暖かいストーブの前に寝床をしつらえてやった。

予感がした。
目も開けられず動くことも出来ず泣き声も出せなくなった今、
とうとつに起き上がり、
カッと目を見開いたかと思ったら、片方の前足を宙に向けて突き出した。
これ以上に伸ばせないほどにピンと、
まるで何かを掴むかのように
まるで何かを押し戻すかのように
やせ衰えた前足を宙に向けて張った。

あたしは逝くよ、もう死ぬよ、いいかい、逝くからね、
そう教えているようにも見えた。
すとんと寝床に戻って丸くなったから、頭を撫でてやった。
静かに眠る猫の頭を撫でながら、涙が溢れた。

わたしの涙と引き換えに、すっと抜けていくものがあった。
ああ、逝ったんだね。

どんなに撫でても猫の頭は冷たくなるばかりで、
首をさすると硬くなっていて、
あんなに痩せ衰えていた小さな体がずっしりと重く
石みたいに硬くなっていった。
生まれて初めて知る抜け殻だった。

もう涙は出なかった。
あの子はもうここにはいない。
魂はちゃんとしたところに昇っていったのだろう。

さよなら、ビーちゃん、ビョーク。
15年前にインターネットの里親募集で見つけた、猫屋敷から救助されてきた猫。
ドアノブにぶら下がり、ノブがはずれたかどうかを見ながら、ドアを開けた猫。
あわお、と鳴いたときには喋るのかと驚かせた猫。
わたしが泣くと膝に乗って心配そうに顔を見上げた猫。
わたしを動物恐怖症から救ってくれた猫。

またどこかで会おうね。

by ichiko : カテゴリー:ねこと動物たち

2013年09月05日

談春 第14回デリハル

8月は行けなかったので二ヶ月ぶりのデリハル談春独演会。会場となった目黒区柿木坂地区の都立大学跡地にあるめぐろパーシモンホールは、数年前に建てられた新しい施設で、大ホールは1200人収容、座席はゆったりとしたリクライニングシートでとても快適だった。

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トッピングはこはるの「権助魚」。開演後に入ってくる人が異常なほどに多くて、ぞろぞろと歩いてる人を眺めながら噺を聴くのは残念で仕方ない。

談春の演目、ひとつめは「真田小僧」。まくらで「6時半の開演に遅れずにやってくるのがそんなに大変でしょうか」と言っていた。この時点でも前方の席にはまだ空きが目立つ。「売り切れなんですけどねえ。チケットを買って、当日は来ないってのがアンチなのかもなあ」とも。

真田小僧は、六連銭のくだり最後まで。「ああ、いけねえ うちの真田も薩摩へ落ちた」が早口すぎて、ちょっと聞き取りにくかった。初めて聴いた人はちゃんとわかったのかな。

お仲入りの後は、「らくだ」。談春がこれをやると「怖い」といわれるらしいが、それは幼少の頃から「らくだ」みたいな人ばかりに囲まれて育ったせいで、そっち側の人間に慣れているからだそう。サラリーマンなんていなくて、腕の良い職人ばかりだった。しかし、仕事があんまりない職人たちは、朝から酒で顔を真っ赤にしている。そんな人たちに囲まれて幼少期を過ごしたそうだ。

「らくだ」は、たしかに楽しく、見せ場も多く、屑屋が酔っ払って半次に絡むところなどは大声で笑った。オチは焼き場までは行かず、屑屋と半次の立場が逆転するところまで。笑った。爽快だった。

でも、わたしの好きな談春ではないな、というのが正直な感想である。談春は、そんなに人が腹を抱えて笑うような噺を二つも続けるだろうか。笑わせるだけだったろうか。

たとえば、「わからない言葉もあるがそこは聞き流していただき、一瞬でもいいから映像となるものを想像していただけたら幸いです」と前置きをした第8回の「慶安太平記」などを持ってくるのがわたしの好きな談春である。笑いよりも、映像を喚起させる噺だ。あるいは第10回の「九州吹き戻し」のような。

今回は談志にまつわるエピソードが少なかったせいもあるかもしれない。第8回の大田区民プラザは場所も場所だけあって談志が乗り移ったかのごとくであった。あそこまでとはいかないまでも、談春が噺をするときには常に談志がそこここに生きている。今夜は、その談志の出番が少なかったのかもしれない。

by ichiko : カテゴリー:落語の楽しみ

2013年08月29日

由仁コース、ユンニの湯、まさき、バー

先週、雹が降って14ホールで終了となったオープンコンペ。そのリベンジに。

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札幌ゴルフ倶楽部 由仁コース。

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天気も良くて、夏らしい一日。地元の人は「暑い、暑い」を連発していささかバテ気味だけれど、最高気温を聞いてみると23度だそう。猛暑の関東から来ているわたしは、こんなのは暑いうちには入らない。快適。

やっぱり、由仁コースは好きだな。

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ちょっとのんびりしたいので、ラウンドの後はコースのすぐ近くにある温泉「ユンニの湯」へ。
こないだの北広島の温泉と同じく、ぬめりのあるコーヒー色のお湯。どーんと開けた森の中に岩風呂の露天風呂があって、かなり開放的。

家に戻って車を置き、友人の車に乗ってススキノへ。

二度目の「家庭料理まさき」。
ここは本当に何を食べても美味しいんだよね。

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ポテサラは絶対。

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とうきびのかき揚げも旨いんだなあ。

締めは友人の知り合いのバー、「DonBe」。

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ラフロイグ。ススキノも今夜が最後かな

by ichiko : カテゴリー:さまよえるゴルフ

2013年08月28日

自家製筋子、バウムクーヘン、森のゆ

一晩中、激しい雷と豪雨が続いた札幌。

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一瞬の晴れ間にうっすらと虹。でもすぐ後ろには真っ黒な雨雲が。

お昼ご飯を買いに、羊が丘の佐藤水産まで車を走らせていると、Sちゃんも千歳方面から今まさに同じ店に向かってるというのを知る。それじゃあ、せっかくだから寿司でも食べに行こうよということになり、花まるで待ち合わせることに。

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「花まる南25条店」。自家製筋子の醤油漬け。

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お約束のうに。

せっかくだから、白石の「きのとやカフェ」にも行っちゃう?

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このバウムクーヘンセットは白石本店ならではのメニュー。

お腹いっぱいになり、このさいだから北広島の温泉にでも寄って行っちゃう? それぞれの車で温泉まで飛ばす。

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「里の森 天然温泉 森のゆ」。
恵庭岳の見える、いかにも北海道らしい眺めの露天風呂があり、なかなか素敵なところ。

ちょっと昼ご飯を買いに行ったはずが、なぜか温泉でまったりとしている。

なんだか、北海道に来るといつもこんな感じ。
でもって、激しく幸せで、激しく楽しい。

by ichiko : カテゴリー:美味しい物・酒

2013年08月27日

エチオピアシダモ、黒ラベル北海道限定

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いつもの「ろいず珈琲館旧小熊邸」にて、今朝はエチオピアシダモ。


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帰りにスーパーで見つけた、黒ラベルの北海道限定。

by ichiko : カテゴリー:美味しい物・酒

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